予防接種
肺炎球菌ワクチン:不活化ワクチン
肺炎球菌によっておこる中耳炎、肺炎や敗血症、細菌性髄膜炎といった重症感染症を予防します。
Hibと並んで乳幼児期に重症感染症を起こす細菌です。早期に免疫をつけるため、速やかにワクチン接種をしましょう。
麻疹・風疹混合ワクチン:生ワクチン
麻疹ウイルスは、感染力も強く、感染すると気管支炎・肺炎や脳炎などの重症感染症を引き起こす怖いウイルスです。
風疹ウイルスは、麻疹ほど重症な症状を起こすことは少ないですが、重症化する人もいるため注意が必要です。
また妊婦が感染すると、お腹の赤ちゃんに、白内障、難聴、心疾患と言った病気を起こすことがあります。
水痘(みずぼうそう)ワクチン:生ワクチン
水痘・帯状疱疹ウイルスにより、感染すると体中に水を持ったような発疹ができます。
重症化することは少ないですが、免疫力の落ちている人やアトピー性皮膚炎の人など重症化することもあります。
おたふくかぜワクチン:生ワクチン
おたふくかぜウイルスにより、耳の下の耳下腺や、顎の下の顎下腺という唾液腺が腫れる病気です。
無菌線髄膜炎や後遺症として難聴を残すこともありますので注意が必要です。
日本脳炎ワクチン:不活化ワクチン
日本脳炎ウイルスにより引き起こされる重症な脳炎を予防します。日本脳炎は、いったん脳炎を発症すると治癒しても障害が残ったり、死亡する確率も高い怖いウイルス感染症です。
日本脳炎ウイルスはウイルスに感染したブタの血を吸った蚊を介して人に感染します。
昨今色々な移動手段がありますし、感染すると重症になることを考えるとあまり豚のあまりいない地域の方でも接種する必要があると考えます。
インフルエンザワクチン:不活化ワクチン
毎年冬に流行するインフルエンザウイルス感染により引き起こされる呼吸器感染症を予防します。
気管支肺炎、クループ症候群などの呼吸器疾患だけでなく、脳症・脳炎など重症感染を引き起こすこともありますので毎年シーズン前に接種をしましょう。